ある相談

一次試験、お疲れさまでした。
結果発表までまだ半月ありますが、早くもお問合せをいただき、みなさまの熱心さに驚いています。
それとともに、しっかりとみなさまの期待に応えていきたいと気持ちを引き締めております。

さて先日、「会社を辞めようかと思っています」という相談メールが届きました。
2年前の新入社員研修で、担当したクラスの人でした。


入社して2年と少し、いわゆる3年目。ゴールデンウィークも過ぎ、考えた結果なのでしょう。
でも何か引っかかる事があるのか、最後の相談者として、私の事を思い出してくれたようでした。

きっかけは、「やりたい事ができない」という事のようでした。
当時の研修メモには、SE志望、テクニカルスキル高い、意欲的、と走り書きがしてありました。
SEとはシステム・エンジニアのことです。


ところが、彼女の配属先は営業部。それも、製造業担当とのこと。
それでも2年間、彼女は頑張ってきたのです。でも、それも限界。
上司に相談しても、いまさらSEはないだろう、と取りあってくれないそうです。
というのも、営業としても優秀で、かなり成績を出しているようなのです。
周りから見たら、なぜ?であっても、本人にとっては、不本意な仕事であるようでした。

3年目に入り、本人としては、SEに挑戦するには、ぼつぼつ年齢的にも限界なのではないかという焦りもあるようでした。
そこで話をしていて感じたのは、彼女の中にSEの方が、営業より優れている、という思いでした。
だから、どんなに営業として認められても、彼女にとっては、満足できない仕事なのです。

職業に優劣をつけてしまっている事が問題のように感じました。
でも、それをぶつけてみてもきっと今の彼女には受け入れられないのではないかと思っています。

今は、なぜ優劣を感じているのか、どういった背景でそう感じるようになったのか、聞いています。
彼女自身も、自分がなぜSEにここまでこだわるのか、戸惑っているようです。
そして本当に営業が嫌なのか、わからなくなってきているようです。

ブログにリアル中継して良い?と聞いたら、彼女は、「ぜひお願いします。きっと同じ様に悩んでいる人っていると思うんです。でも、私は途中では見ないので、この相談が終わったら、読ませてもらいます。」
とのことでした。

というわけで、次回もこの続きを書こうと思っています。
実は私自身、IT業界で、彼女とは反対で、SE⇒営業というキャリアを歩んできました。
それゆえ、感情的にちょっと同意したくなる事(共感ではなく)もあり、困っています。
CDAとして一緒に悩んでいこうと思っています。

微笑み