CDA2次試験対策のワナに陥らないために

CDA資格認定試験は、JCDA(日本キャリア開発協会)が実施するものですから、JCDAの考えるカウンセリングに関する誤解が、もしあるようであれば、早めに払拭しておく必要がありますね。

2次の実技試験は、そのカウンセリング能力を診るためであり、誤解があれば、合格を手にすることはできません。一見、当たり前のことですが、カウンセリングについての誤解はよく見受けられます。

私見ですが、CDA養成講座の内容は、非常に幅広く網羅的であるため、2次の実技試験をパスするのに必要なレベルまでは深くカバーできないことが、その大きな理由と思います。

一般的に、キャリア・カウンセリングに関係が深い仕事を経験した方、例えば、職業相談や人材マッチングサービス、あるいは管理者として部下の育成をしていた方は、人より有利と思われるかもしれません。

ところが、その経験とこれまでのカウンセリングに対する思い込みが、かえってJCDAの考えるカウンセリングのスキルを身につける妨げになることが、少なからずあります。

受験生同志でロープレ練習をすると、互いに対等の立場なので、なかなか相手に指摘をすることもままならならず、逆に変な癖が付く恐れすらあるので、要注意ですね。

ロープレ練習を始めたくて、うずうずされているかもしれませんが、先ずは、カウンセリングに対するよくある誤解に、自分も陥っていないか確認することで、結果的に、効率的、効果的な練習ができるようになると思います。

次回では、カウンセリングに対するよくある誤解について述べたいと思います。