「もう少し具体的にお話しいただけませんか」

こんにちは。お久しぶりの微笑みです。

4月に入った途端、お天気が安定せず、桜もだいぶ散ってしまいましたが、みなさん体調は大丈夫ですか?
カウンセリングは、話を聴く仕事。座っていられる仕事ですが、実は体力をとても使う仕事です。
体調が悪いと、とても人の話を集中して聴くなんてできないんです。
というわけで、これから試験まで、体調管理には気をつけてくださいね。

さて、みなさん、ロープレで
「もう少し具体的にお話しいただけませんか」、っと言っていませんか。

ロープレでは、
最初にCDA役のみなさんが、
「今日は、どうされましたか。」
「今日は、どのようなご相談ですか。」
と言って、始まると思います。

するとクライエントが
「実は、会社を辞めようかどうか、悩んでいまして・・・」

と話し始めるのですが、すぐに黙ってしまいます。

で、みなさんが
「もう少し具体的にお話しいただけませんか」となるわけです。


でも待ってください。この台詞。
微笑みはクライエント役をしていて、この台詞を聞くと、なんだか悲しくなります。

・・・具体的にって、何から話せばいいのかなあ・・・
・・・具体的にって、なんだか、ちゃんと話せないのを怒られているみたい・・・
・・・具体的にって、気持ちは聞いてくれないのかなあ・・・

そーんな気持ちになってしまうんです。

みなさん、友人から
「実は、会社を辞めようかどうか、悩んでいるんだけれど・・・」
と切り出されたら、
「もっと具体的に話して」
って言いますか?

たぶん
「何かあったの?」
「どうしたの?」
とまず、聞きませんか。

カウンセリングも同じではないでしょうか。
「何かきっかけがあったんですか?」
「どうなさったんですか?」

もちろんケースによっては、
「具体的に話してくださいませんか」という問いかけが必要な時もあると思います。

でも、とりあえず、この問いかけをしているのでしたら、ぜひ考えてみてください。
そして、聞かれたクライエントの気持ちも考えてみてくださいね。


試験まであと2週間を切りました。
もう一息、頑張ってくださいね。

微笑み