「経験の再現」≠「過去に経験したこと」

こんにちは。

 

先日、久しぶりにロールプレイングでクライエント役をしました。
クライエント役をする時って、たくさん聞いてもらいたい!と、始まる前からドキドキ・ワクワクする時ないですか?

私もどんな話になるのかな?とワクワクしました。

そして「これから先、どんな風に仕事をしようかと思っているのです」と相談しました。

これって、凄く漠然とした聞き方だと思いませんか?皆さんはこの後にどのような問いかけをするのでしょう。

次に出るカウンセラーの問いかけで、クライエントは「もっと私の話を聞いて欲しい」と思うのか、それとも、う~ん、言いたいことが伝わっていないんだよな~、と思うのか。

ありがちなのは「今まではどんな仕事をしていたのですか?」とカウンセラーが感じたことをカウンセラーの価値観で過去の仕事を聞き始めてしまったり、この先仕事がない=不安、と考え、「どんなことが不安なのですか?」と、言葉を置き換えてしまう。

こうなるとクライエントはどう思うのでしょうか?

前者は、過去の話をしてもいいけれど、私は「これから先」と伝えたから、先の話がしたいのだけど…

後者は「不安?不安って言ったかしら?…」と、何が不安なのかをクライエントが考え始めるか、「そんなこと言いましたか?」となるのか。

「経験の再現」=「過去に経験したこと」という考えに捉われていないでしょうか?

今、クライエントが「この場」で話している、そのこと自体も「経験」。だとすると、「これから先」という未来に向かっていく話も「経験」のはず。

クライエントが「今」「どんなこと」に悩んでいるのか、という「経験」を聞くことで、それが再現されていく。


色んなアプローチがあると思います。

「どんな風に仕事をしようか」というところをもう少し詳しく聞かせてください、でも話しやすいですし、「これから先」について考えていることなどあったら、もう少し聞かせてもらえる?と言われると、私も漠然とはしているけれども、考えていることが話しやすく感じました。

「今」感じている、「先」のことを考えている、これらも経験ということを念頭に置いて、目の前のクライエントと「再現」していきたいですね。