この方はクライエント? それともクライエント「役」の人?

こんにちは、にゃんすかです。 
朝夕はかなり寒いと感じることも多い今日この頃ですが、「夢かなジム」は、第45回の試験合格を目指す皆さんの想いで毎日熱いです!

講座の中でも、お伝えしていることですが、CDA二次試験での傾聴のポイントには非言語表現、言語表現、そして関わり方、の3つがあります。
どんな気持ちでクライエントに向かい合うか、という基本姿勢(関わり方)を前提に、それをどんな表情(非言語)や言葉(言語)で表すかによって、傾聴ができているかどうかチェックされます。

「夢かなジム」の受講生の方の中には、すでにお仕事でクライエントと接している方もいらっしゃいます。そんな方から、試験ではどうも普段通りにクライエントに接することができない、というお悩みを伺うことがあります。
ある方は、試験では目の前のクライエントを本当のクライエントと思うことができず、どうしてもクライエント「役」の人、と思ってしまうそうです。
そのため、心からの「好意的関心」が持てない、とおっしゃっていました。

「好意的関心」とは、その言葉の通り、相手に好意を持って関わる、ということです。
まず自分が好意を持って関わることで、相手も心を開いてくれるようになり、信頼関係を築くことができます。

試験は実際のカウンセリングではないので、クライエント役の方が、思うように話してくれなかったり、うかない表情だったりすると、どこかでしくじったかと思ってしまいかもしれません。そして、クライエント役の人に対し、自分を不合格にするために、こんな対応をする人なのだ、とネガティブな感情を持ってしまうかもしれません。
そうなると「好意的関心」とはおよそかけ離れた気持ちで、相手に関わることになってしまいますよね。

そんな時には、どうしたら良いでしょう?


クライエントとして向き合うことが難しいと感じた時には、無理にクライエントとしての「好意的関心」を持とうと思わずに、この人は自分を合格に導いてくれるラッキーパーソン、という「好意的関心」で臨んでみてはどうでしょうか?


この人は、私を合格させるためにクライエント役を演じてくれている人、その人に感謝の気持ちを抱きながらロールプレイをしてみよう!と思ってすると、10分間が全く違うものになるかもしれません。新しい気持ちで臨む10分間、ぜひ、夢かなジムのロールプレイで試してみてください。