カウンセリングスキルと子供の受験への支援

先週末に第46回の試験が終わり、夢かなジムは、受験された方の結果の連絡をお待ちする状態になりました。

次回の第47回向け講習が始まるまで、しばし充電期間です。

我が家では、二浪していた息子が、4月から晴れて大学生になることができました。
今にして思えば、現役と一浪の時は、受験生の親として、やってはいけないことを、いっぱいしていました。自分の子供に対する傾聴やカウンセリングというのは難しいのを痛感した次第です。

傾聴することはすっかり棚に上げてしまい、勉強がはかどらないのは、気が散っているせいではないか、苦手教科にもっと勉強をかけた方がよいとか、こちらで勝手に想像し、問題解決型のアドバイスに突っ走っていました。また、自分は親なのだから、子供のことをよく分かっているという思い込みを持って話しているということを、客観的に見れていませんでした。
要するに、受容、共感、自己一致、どれもできておらず、殆ど、息子への支援になっていなかったと思います。

どうしても医者になりたいということで、医学部をめざして二浪することを決め、今度は予備校に行かず、自宅学習することにしました。
一日中、息子が家で勉強するようになり、息子の状況がより分かるようになったせいもありますが、こちらも、これまでの失敗から学習して、もっと傾聴するように努めました。そのせいあってか、息子の方から、自然にこちらに話しかけ、勉強の仕方や勉強の中身についての質問するになりました。これは、現役、一浪の時とは大きな違いでした。

また、キャリアカウンセリングスキルは、2次試験にある小論や面接対策の支援にも役立ちました。
医学部は医者になるための勉強をするところですので、これはまさに就職試験です。現役も含め、受験生は全員、リクルートスーツを着て、面接試験を受けます。
受験した大学医学部の志望理由、自分の強みや弱み、高校時代に頑張ったこと等、書き方のアドバイスをしたり、面接のロープレも親子で何回も行いました。


現役と一浪の時は、どこの医学部にも受からなかったのが、二浪目では複数の大学の医学部に合格でき、親子でハイタッチをし、喜びました。

 

この4月から晴れて大学生になり、楽しそうに通学しているのをみて、ほっとしている今日この頃です。カウンセリングスキルは、親が受験生を支援するのにも役に立つと思います。