駄菓子屋さん

先日、「駄菓子屋・子どもたちの小さな宇宙」というNHKの番組がありました。25分の短い番組で、神戸市の路地の片隅にある小さな駄菓子屋さんの様子を72時間定点観測し続けただけの内容です。

 

でも見終わって、ほっこりした気持ちになると共に、色々、考えさせられました。

駄菓子屋さんは、小さなお客さんがひっきりなしに訪れる子供たちの社交場です。小学生の女の子達が、店の中の小さなテーブルで、買った煎餅を食べながら恋バナをしていたり、中学生が学校での悩みをねーちゃんと呼ばれている女性店主にしたり、大人の居酒屋と全く同じです。

店主は子供達に、「新学期のクラス替えはどうやったの?〇〇ちゃんとは別のクラス?担任は誰?」などと質問して親身に気にかけています。また、「学校が楽しくない めんどうくさい」といった子供の悩みに対して、「何が一番楽しい」といった質問から始まり、自然とカウンセリングをしています。ですから、子供たちは、口を揃えて、ねーちゃんと話しやすいからこの店にくると言います。基本的態度や傾聴は本当に大切ですね。

あと、この番組で面白かったのは、店の中で、男の子同士が喧嘩を始め、それを見ていた女の子が、「なにが原因なの」と仲裁を始めたところ。大騒ぎをした後、仲直りをして、一緒に近所の公園で遊びだしました。今の子供達にこのような社会性を身に付ける場が少なくなってきているのではないでしょうか。

Googleで検索したら、家の近所に駄菓子屋があるのを発見しました。行ってみたら、子供が沢山いて賑わっていました。店主は初老の方で、駄菓子屋が減ってきているのが寂しくて、昨年、このお店を開いたそうです。なんだか嬉しくなりました。