興味・関心

みなさん、こんにちは。
新雪です。

このブログを見ていただいているのは、CDA(キャリアカウンセラー)に興味・関心のある方々ばかりかと思います。
私は先日、CDA(キャリアカウンセラー)に特に興味・関心のない方々を
対象に、キャリアカウンセリングをテーマにした研修の講師を勤めさせていただきました。

具体的には、中小企業診断士の卵の方々の集まりにおいて、企業経営にも関連はあるであろうということでこの研修を担当させていただきました。

毎年24名のクラスサイズで、かれこれ8年目の研修なので、今回が初めてというわけではありません。

ただ毎年、クラスの雰囲気はそれぞれで、男性ばかりの年も何回かありましたし、

賑やかだったりおとなしかったりと、盛り上がりも年によって違います。

そのような研修で、今年はどうだったか?というお話を今回は書きたいと思います。

まず冒頭の講師の挨拶と自己紹介ですが、例年であれば、とりあえずは講師の方を見て話を聞いて
いただけるのですが、今年については最初から心ここにあらずという方が数名いました。

こちらは受講生ひとりひとりとアイコンタクトを取りながら話すのですが、

その数名の方は下を向いたままであったり、PCの画面を見ていたり、

スマホをいじっていたりという感じでした。

まあ、最初だし、相手は30代から50代のいい大人なんだし、

講義の内容に入っていけばちゃんとやるだろうと期待してそのまま進めました。

結果としては、最初ほど悪くはないものの、完全には改善しないというまま講義は終わってしまいました。
最初ほど悪くないとはどの程度かといいますと
・講義の話は黙って聞く(アイコンタクトはなし)
・個人、ペア、グループワークは表面上、形式上はやっている
という感じでした。

今回の講義内容は元々、私がCDA講座の通学コースで学んだことを1日版に短縮して実施しているものです。
CDA講座に自ら望んで申し込んだ方々であれば、話を聞く態度は「傾聴」をします。

さらにワークとなれば目をきらきらさせて取り組むような雰囲気が普通であると私は体験上感じています。

 

その差は何か?
ここにCDAの講座でも出てくる、興味・関心/能力・強み/価値観という自己理解の3つの軸が関係していると思いました。

自分がしたい、やりたいと積極的になるかどうかは、やはり、興味・関心があるかどうかが1番なのでしょう。
今回の受講生は中小企業診断士には興味・関心はあります。

でも、中小企業診断士と直接関係ないCDA(キャリアカウンセラー)には興味・関心はあまりなく、

とりあえずこの場をやりすごすような態度になっていたように感じました。

それでも数名の方からは、今日の講座でCDAに興味を持ったので、

勉強してみようと思うという言葉をいただきました。

このような経験から、意欲的に物事に向かうかどうかは、

興味・関心によって違うのだろうと改めて感じた1日でした。

新雪