自己紹介

こんにちは、にゃんすかです。

先日、学生に模擬面接の指導をする機会がありました。
その時に、学生から「自己紹介」と「自己PR」はどう違うのか、
という質問がありました。
冒頭に「簡単に自己紹介をしてください」と言われた時に、

張り切って「自己PR」を話してしまったところ、
その後の質問で「自己PR」を聞かれてしまい、

答えに困ったという学生がいたのです。

私は、冒頭での自己紹介は、経験でも趣味でも、出身地ネタでも、何でも良いので、
自分らしさがあって、相手が自分に興味を持ってくれるようなことを言うと良いのでは、

とアドバイスをしました。

そしてその後の模擬面接での学生の自己紹介はこのような感じでした。

Aさん:「私は、大学1年生から主に国際交流のボランティアに関わってまいりました。
そのボランティアでは様々な国からの留学生と交流を深めて参りました。
本日は、そのボランティアのことについてお話できれば良いな、と思っています」

Bくん:「私は、現在、ファーストフード店でアルバイトをしています。
本日は、そのアルバイトについてお話ができれば良いな、と思っています」

とまぁ、全員、終わり方が一緒なのです。
集団面接だったので、最初の学生が言った言葉をそのまま使ったようなのですが、
私は聞いていてかなりの違和感を感じました。

入りたい会社の面接で、自分のことを知ってもらう面接の場なのに「お話しできれば良い」のでしょうか?
「話ができなくてもいいの?」と思わず突っ込みたくなりました。
話したいのであれば、「話したい」と言ったほうがストレートに伝わると思うのですが、
控え目なのか自信がないのか、どうも、そこまではっきり言うことに躊躇してしまうようです。

その他に気になったのは、「させていただく」という表現。

Cさん:「大学では、ダンスサークルに所属させていただき、3年生では幹部をさせていただいておりました」

「させていただく」のオンパレードで、緊張も重なり、噛んでしまう学生もいました。
自分が主体的に関わっていることなのであれば、「しています」のほうが、わかりやすいし、何より言いやすいですよね。

面接は自分のことを知ってもらう大切な場所だからこそ、自信を持って発言してもらいたいものです。