思わぬ成果

みなさん、こんにちは。
新雪です。

秋になり、夏の暑さは無くなって肌寒い位の気温となりましたね。
体調を崩さぬように、気をつけましょう。
さて、今回はキャリアカウンセリングをしたことで
思わぬ成果が出たというお話をします。


大学での就職支援におけるキャリアカウンセリングをした成果です。
ある日、男子学生が就職の相談に来ました。

その学生は、自分はまともな就職は無理なので、非正規社員の形でいいので、なんとか就職できないか?
という相談でした。

本人がそのように思う理由は、高校卒業後数年間、フリーターをしていたこともあり
大学も私立の2部(夜間)なので、正社員は絶対に無理なものだと思っていたようでした。

詳細なやりとりは省きますが、可能性は高くないかもしれないが
正社員として働きたい思いがあるなら、やる前にあきらめるのではなく、
正社員への就職活動をしてみようという話になりました。

実際に活動を始めてみると、やはり4年のブランクと

その分、年齢も高いことで不採用という会社もありました。

それでも本人があきらめず、相談にも定期的に継続してくることで
就職活動を通しての成長がありました。

例えば、面接は最初は書類に書いたことをしゃべるのも満足にできなかったのが、
何度も面接の練習と本番を経験することでかなり上達しました。

そのようなあきらめない努力の結果、ある会社に正社員として就職することが叶いました。

就職決定後は、わざわざお礼を言いに来るような礼儀正しい学生でした。

普通は、ここまででキャリアカウンセリングの成果があったと表現するのですが、
今回はこの先に思わぬ成果があったのです。

その成果は、この学生を採用した企業が、良い学生を採用することができたので
是非とも今年もこの大学から学生を採用したいという要望があったことです。

このようなことは、これまでもあったのかもしれませんが、
私自身はキャリアカウンセリングの成果として

このようなことを想定はしていませんでした。

目の前の一人のクライエントのキャリア支援が、

そのクライエントの関わる組織の利益に貢献する
という実感が持てたケースでした。

1人の学生の就職支援というテーマの相談から、
就職先企業の採用に貢献し大学の採用枠の拡大に貢献したという
ケースになったのだと思います。

今後も、目の前のクライエントの支援を、一つづつ積み重ねることで
そこから派生する社会貢献をしていきたいと思います。

新雪