答え探しにならないように

みなさん、こんにちは。

新雪です。

 

いよいよ梅雨も明けて夏本番となってきました。

 

暑さとの闘いに負けないよう頑張りましょう。

 

さて今回のテーマは「答え探しにならないように」といたしました。

これは、カウンセリングを学んでロープレを積み重ねていく過程で

よく見かけることなのでテーマにしてみました。

 

というのは、

カウンセリングのロールプレイでは

クライエントの状況と心情の設定が決まっていて

その設定どおりに演じるクライエントに対して

カウンセラーはカウンセリングをしていきます。

 

そしてロールプレイ実施後には

クライエントの設定の状況や心情を

どこまで上手に聴くことが出来たのかを

振り返ります。

 

このようなロールプレイを何回も繰り返すことで

今回の設定は何か?を意識するよになり

カウンセリング終了後には決められたことが

出来たかどうかという「答え合わせ」をするようになりがちです。

 

これは実技試験対策としては間違いではないのですが、

本来のカウンセリング現場では間違いになると思います。

 

というのは、

実際のクライエントは

「自分で答えが分からない」から相談にくることが多いです。

 

つまりクライエントのもやもやした気持ち(=答えが分からない状態)を

上手に聴くことで明確にしていき、解消に向かっていくようなものです。

カウンセラー、クライエントともに答えを持たない中で、

試行錯誤しながら状況・心情を明確にしながら、

相談事の解決に向かっていくものです。

 

私の思いは試験合格のためだけでなく、

試験合格後も意識したロープレをしていただき

実践的なロープレにして欲しいということです。

 

そうすることで、

実践で成果を出せるCDAになれると思います。

 

新雪