伝えるべき!キャリコンだから見える矛盾点

こんにちは、向日葵です。

今年も残り1か月になりましたね。この時期、転職を考えて相談される方も多いです。世間では「賞与」の時期ですので、当然のことなのでしょう。

人材紹介業=転職させて売上を上げている会社、残念なことに、未だこういうイメージを持っている方が少ないように思います。どの業界にも、組織にも、会社の方針と違うことをする方もいらっしゃるかもしれませんが、人材業界の方は「求職者の為」と熱い思いを持って、求職者と向き合っている方が殆どです。だから、在職企業に何かしらの不満や不安があって、転職したい、と相談をされても、一つは抱えている問題・悩みを解決しなければ転職を繰り返してしまう可能性が高い、また転職理由と転職で叶えたいことに矛盾が生じているということもあります。他にもいろいろありますが、こういったケースを客観的視点で聞いた時には、今、転職の時期ではないのでは、この先も転職を繰り返すのでは・・など、その点を求職者へはっきりと伝えています。

伝える際には、こちらの心臓も「ドキドキ」しています。それは、転職したい、求人を紹介してもらいたい、と目の前に座っている人へ、「転職しないほうがいいのでは」というようなことを言うのですから、伝えるほうも勇気はいります。ただ、お話を聞きながら、頭の中では色々な角度で考え、やっぱりその考え、思いでの転職は難しくない?と思えば、勇気を振り絞って、コンサルタントとしてお伝えします。

先日も客観的に聞いて、その環境を選んだのにやりたいことができない、という相談内容に矛盾していない?と、私が一番気になったこととして確認をしました。その時の求職者の表情は、何となく曇ってしまい、目がウルウルしていない?と思いました。はっきり言いすぎたかな?とその後、ちょっと気になっていましたが、数日後、転職は見送り、今の会社で頑張れるだけ頑張ってみる、面談してもらい有難う、という連絡をいただきました。

矛盾している点、聞き手も、実は本人もモヤモヤしているけれど、それが何か分からない、だから客観的に伝え返されることで気づきがあるのかもしれませんね。

今週末は第2回国家資格キャリアコンサルタント試験です。「クライエント」の為に皆さんができること、勇気を持ってクライエントと向き合って下さい。